これから開催する企画の情報や各種お知らせなどセンターの今を伝えます

新着情報 - asir sonko

【2026年10月9日(金)】講演会 再会誌学の目指すもの ――アメリカ先住民ホピとの協働が拓く博物館資料の新たな可能性

世界各地の民族誌博物館では、2000年代以降、ソースコミュニティと協働しながら資料を熟覧する機会が増えています。熟覧の場では、制作者の意図や技術、個人や家族、共同体の記憶が語られ、「もの」は自分たちの歩んできた歴史の証しであり、未来へ知識や経験を伝える媒介として捉え直されます。本講演会では、10年以上にわたり再会プロジェクトを実施してきた研究者とアメリカ先住民ホピの銀細工師が、対話形式で博物館資料との「再会」の意義を語り合います。

※参加無料 ※事前予約 ※遂次通訳 ※会場とオンラインの同時開催


【開催日時】

10月9日(金)18:30~20:00 開場18:00

【チラシ表】

【チラシ裏】



【講演の概要】

世界各地の民族誌博物館では、資料が由来する社会や文化との関係を見直し、ソースコミュニティと協働する取り組みが進められています。その一環として、ソースコミュニティの人びとによる資料熟覧の機会も増えています。博物館では「もの」を、来歴や用途、物質的特徴などに基づいて記録します。一方、熟覧の場では、それまで記録されてこなかった制作者の意図や技術、個人の経験、家族の歴史、共同体の記憶などが語られました。その結果、「もの」は単なる学術資料ではなく、個人や家族や共同体の記憶と経験が重なり合う「自分たちの歩んできた歴史の証し」であり、未来の世代に知識や経験を伝える媒介として捉え直されます。「もの」の生産・流通・消費に続くこの「再会」の過程は、博物館資料が現代においてもなお文化継承やアイデンティティ形成、次世代育成に重要な役割を果たしていることを示しています。本講演会では、再会プロジェクトを10年以上続け、資料熟覧の現場で語られた「もの語り」をデジタル映像アーカイブや資料集としてまとめてきた研究者と、アメリカ先住民ホピの銀細工師が対話し、博物館資料との「再会」がもつ多様な意義を語り合います。


【講演者】

ジェロ・ロマベンティマ (Gerald Lomaventema)
アメリカ先住民ホピの銀細工師・銀細工技術教育者・ギャラリー経営者。ホピ保留地第ニメサのソンゴーパヴィ村落出身、熊クラン成員。

デルウィン・スパイダー・タウヴァヤ (Delwyn Spyder Tawvaya)
アメリカ先住民ホピの銀細工師・銀細工技術教育者。ホピ保留地第ニメサのソンゴーパヴィ村落出身、雪クラン成員。

伊藤敦規 (Atsunori ITO)
国立民族学博物館准教授/北海道大学アイヌ・先住民研究センター客員研究員。札幌市真駒内出身。社会人類学博士(東京都立大学)。専門は博物館人類学。


【会場】
北海道大学 学術交流会館 第一会議室 / ZOOM
→北大ホームページ施設案内


【受付方法・受付詳細】
受付フォームへアクセスいただき、必要事項をご記入の上お申込みください。
お申込み受付フォーム
受付期限:2026年10月6日(火)24:00まで
◆開催前日に登録メールアドレスへ参加情報が送付されます。
◆受付期間後の受付は出来かねますので、ご了承下さい。
◆同一の方から複数回お申込みがあった場合、直近のお申込み情報を適用します。
◆後日のオンデマンド配信は行っておりません。
◆受付完了後、欠席する際のご連絡は必要ありません。


【主催/お問い合わせ】
北海道大学 アイヌ・先住民研究センター
e-mail:ainu[at]let.hokudai.ac.jp
※[at]を半角の@に置き換えてください

2026年8月31日(月)

【2026年10月3日(土)】シンポジウム 《夷酋列像》から学ぶ・考える 海外流出の謎とポリティクス

夷酋列像(いしゅうれつぞう)[1790]は、蠣崎波響(かきざきはきょう)[1764~1826]の代表作であるとともに、広く知られたアイヌ絵のひとつです。
このシンポジウムでは、夷酋列像のフランス流出をめぐる最新の研究報告に加え、夷酋列像を世界史教材としてとりあげた道立高校での歴史実践を報告します。さらに本作品が内包するポリティクス(政治性)について議論し、夷酋列像の社会的意義を問います。

※参加無料 ※北大会場・オンライン配信 ※事前申込制

【チラシ表】

【チラシ裏】



【夷酋列像とは】

夷酋列像は、1790 年に、松前藩の家老で画家の蠣崎波響(1764〜1826)が、藩命を受けて描いたアイヌの首長ら12人の肖像画。超絶技巧ともいうべき精緻な描写から江戸時代においては時の権力者や財界人、文化人らの注目を集めたが、松前藩がプロパガンダとして制作し利用したとの見方が強い。現代でも異色の江戸絵画として評価されているが、その大きな契機となったのが、1984年のフランス・ブザンソンでの発見であった。いつ誰がフランスへ運んだのか。そうした謎の解明とともに、《夷酋列像》の政治性をめぐる議論が進められている。


【開催日時】

10月3日(土)13:00~17:00 開場12:30


【プログラム・登壇者】

▶13:00~14:30 第1部
《夷酋列像》の謎 フランスの視点−ブザンソンで動き出した修復プロジェクト

プレゼンテーション: 加藤利器 (札幌日仏協会理事長、元北海道新聞パリ特派員)
コメント①: 井上研一郎 (宮城学院女子大学名誉教授、元北海道立近代美術館学芸員)
コメント②: 五十嵐聡美 (美術史家、元北海道立近代美術館学芸部長)

▶14:50~16:00 第2部
《夷酋列像》を教材化する−歴史を自分事化し、歴史を紡ぐ主体となるために

プレゼンテーション: 渡邉大輔 (北海道札幌西高等学校教諭)
コメント①: 吉嶺茂樹 (札幌日本大学高等学校教諭)
コメント②: 佐野祐子 (北海道札幌西高等学校教諭)

▶16:20~17:00 パネルディスカッション
登壇者: 加藤利器、井上研一郎、渡邉大輔、吉嶺茂樹、佐野祐子
モデレーター: 五十嵐聡美


【会場】
北海道大学人文・社会科学総合教育研究棟 W203 / ZOOM
→北大ホームページ施設案内


【受付方法・受付詳細】
受付フォームへアクセスいただき、必要事項をご記入の上お申込みください。
お申込み受付フォーム
受付期限:2026年9月30日(水)24:00まで
◆開催前日に登録メールアドレスへ参加情報が送付されます。
◆受付期間後の受付は出来かねますので、ご了承下さい。
◆同一の方から複数回お申込みがあった場合、直近のお申込み情報を適用します。
◆後日のオンデマンド配信は行っておりません。
◆受付完了後、欠席する際のご連絡は必要ありません。


【主催/お問い合わせ】
北海道大学 アイヌ・先住民研究センター
e-mail:ainu[at]let.hokudai.ac.jp
※[at]を半角の@に置き換えてください

2026年8月13日(木)


ページの先頭へ戻る