【2026年7月15日,22日,29日】講演会 アイヌ民族綜合調査から再考する戦後日本の人類学史 全3回のお知らせです
北海道大学アイヌ・先住民研究センター 講演会
アイヌ民族綜合調査から再考する戦後日本の人類学史 全3回
講師:伊藤 敦規
※参加無料!
※北大会場・オンライン配信
※第2回と第3回はオンライン開催のみ
※事前申込制
【チラシ表】
【概要】
第一回1950年代のアイヌ民族綜合調査に学ぶ研究倫理(北大会場とオンライン)
北海道各地で1950年代に行われた「アイヌ民族綜合調査」(科研費課題:「アイヌ民族の実態調査総合研究」)には50名以上の研究者が参加しました。戦前の日本の学術活動からの方針転換や大展開を期待された本調査の目的、調査地・手法・項目、人的組織はどんなものだったのでしょうか。本講演は全3回の連続講演「アイヌ民族綜合調査から再考する戦後日本の人類学史」の第一回として開催します。さまざまな資料を手がかりにアイヌ民族綜合調査の全貌に迫るとともに、大規模プロジェクトでありながら「豫報的(よほうてき)(速報的・暫定的)」成果しか刊行されなかった沈黙の理由を考察します。その背景には、調査継続を困難にした倫理的葛藤があったことを、参加者の証言から明らかにします。
第二回再結束の機会としてのアイヌ民族綜合調査――京城帝国大学医学部の戦後(オンラインのみ)
京城帝国大学は日本の6番目の帝国大学でしたが、第二次世界大戦の敗戦にともない1945年に閉鎖されます。その後、常勤スタッフの多くは引揚研究者として本土の大学に就職し、研究活動を継続しました。例えば医学部関係者の戦後史は、八学会連合(対馬調査)・九学会連合(能登調査)への貢献で知られていますが、植民地大学人脈という強い結束を発揮し、とりわけ継続的に研究成果が発表されたのがアイヌ民族研究でした。本講演(第二回)では、京城帝国大学医学部の解剖学教室と法医学教室出身者によるアイヌ民族研究を彼らの戦前・戦中期の問題関心との連続性から振り返ります。
第三回アイヌ民族綜合調査と東京都立大学社会人類学教室の形成(オンラインのみ)
戦後の1949年に東京都立大学が開学しました。その時にできた社会学専攻(現在の社会人類学教室)の創設期に関する当時の常勤スタッフや卒業生の理解は必ずしも一致しておらず、それゆえ教室の最初期の歴史は不明な点が少なくありません。私は1950年代のアイヌ民族綜合調査について深く調べる中で、教室スタッフの大多数がその調査に関与していたこと、さらに、さまざまな機会にそれぞれが北海道での共同調査経験の思い出を語っていることに気がつきました。また、それにもかかわらず教室の沿革として明確に位置づけられていないことに疑問を抱きました。本講演(全三回)では、日本の文化人類学研究の一拠点であり、私の母校でもある東京都立大学社会学専攻(社会人類学教室)の創設期を、1950年代のアイヌ民族綜合調査との関係から考察します。
※第2、3回の講演は、第1回講演の詳論となります。どなたでもご参加いただけますが、より専門的な内容となります。
【講演者】
伊藤 敦規
国立民族学博物館 准教授/北海道大学アイヌ・先住民研究センター 客員研究員
【開催日時】
第1回 2026年7月15日(水) 18:30~20:00(開場18:00)
第2回 2026年7月22日(水) 18:30~20:00(開場18:00)
第3回 2026年7月29日(水) 18:30~20:00(開場18:00)
【会場】
北海道大学 学術交流会館1階 小講堂 / ZOOM
※第2回、第3回はオンライン開催のみ
→詳細は北大HP施設案内をご覧ください
【受付方法】
受付フォームへアクセスいただき、必要事項をご記入の上お申込みください。
→お申込み受付フォーム
【受付期限】
第1回7月12日(日)
第2回7月19日(日)
第3回7月26日(日)
※お申込みされていない方の来場、入室はご遠慮いただきます。
※受付期限後の受付は出来かねますので、何卒ご了承ください。
【主催/お問い合わせ】
北海道大学 アイヌ・先住民研究センター
e-mail:ainu[at]let.hokudai.ac.jp
※[at]を半角の@に置き換えてください

















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