アイヌ・先住民研究センターが、これまでに開催したシンポジウム・講演会・セミナーなどの様子を紹介します

活動記録 - ci=ki rok pe

2016年6月21日榊原氏講演会
Singing for the Whales: Environmental Change and Cultural Resilience among the Inupiat of Arctic Alaska (アラスカの先住民 イヌピアットに関する講演)

アラスカの先住民であるイヌピアットについて、オーバリン大学助教の榊原千絵さんの講演を行いました。

気候変動の影響を大きく受けているアラスカ・北極海沿岸のバロー村とポイントホープ村の事例を中心として、イヌピアットの人々が伝統的な生業としてきた捕鯨の文化的重要性、歌などの民族芸術との関わり、および海氷の減少や塩分濃度の希釈化が狩猟活動に悪影響を与えている現状が紹介されました。また、榊原氏は、自身の造語であるcetaceousness(cetaceans鯨類+consciousness意識)概念を提示し、イヌピアット社会におけるヒトとクジラの一体感(連続性)を強調するとともに、調査者が現地社会と長期的なパートナーシップを築き、恊働的に調査をおこなう姿勢が必要とされていることを改めて指摘されました。講演は捕鯨をとりまく困難な状況をつぶさに報告しながらも、イヌピアットの人々が文化的生存への希望を失わず、気候変動を生き抜こうとする彼らのレジリエントなあり方に焦点をあわせたものであった。報告の後、伝統的な歌の録音資料を現地へ返還する取り組みや、自然科学者との対話可能性、動物の権利論への対応など、さまざまな角度からの活発な質疑応答がなされ、講演会は盛況のうちに閉会しました。


2016年6月23日(木)

2016年6月18日、巡回講座「十勝地方のアイヌ語について」を行いました。

2016年6月18日、巡回講座「十勝地方のアイヌ語について」を行いました。 日時:6月18日(土) 14:00~15:30 講師:高橋 靖以(北海道大学アイヌ・先住民研究センター 博士研究員) 会場:帯広百年記念館 2号室(帯広市緑ヶ丘2番地) 十勝地方のアイヌ語の特徴について、音声資料などを用いて紹介しました。また、アイヌ語の今後の継承に向けた取組みについてお話ししました。 北海道大学アイヌ・先住民研究センター 巡回講座 帯広百年記念館 博物館講座 道民カレッジ連携講座
2016年6月21日(火)

【終了しました】『昭和レトロ アイヌのお土産大集合 展』再開しました

『台湾・烏来(ウライ)タイヤル工芸展』が終了し、『昭和レトロ アイヌのお土産大集合 展』を再開いたしました。期間中、無料で観覧できますので、気軽にお越しください。

    【開催期間】

  • 2016年3月26日(土)~5月13日・6月6日(月)~10月31日(月)
  • 9:00~21:00 ※入場無料です
『昭和レトロ アイヌのお土産大集合 展』詳しい情報はこちら

■2016年6月3日 展示会場と阿寒湖アイヌコタン周辺の景色


2016年6月6日(月)

台湾・烏来(ウライ)タイヤル工芸展 終了しました。

アイヌ文化創造伝承館(オンネチセ)は5月16日(月)~6月2日(木)、二風谷工芸館は5月18日(水)~5月26日(木)の期間、開催しておりました。多数様のご来場、ありがとうございました。 詳細はこちら(工芸展の紹介記事)をご覧ください。

阿寒湖会場・オープニングセレモニーの様子

二風谷会場・オープニングセレモニー・ワークショップの様子

 

■台湾・烏来タイヤル工芸展について

『台湾・烏来タイヤル工芸展』は、烏来・ロカプロジェクトの成果のひとつであり、展示されております工芸品はすべて、この研究事業に協力してくださった烏来地区の皆さまによる作品です。熟練している方の作品、初めて完成させた作品、お土産として求められる需要に応じて工夫された作品等々、タイヤルの伝統的織物を中心に様々な工芸品をご覧いただけます。アイヌ文化の魅力を深めるべく積極的に取り組んでおられる阿寒湖アイヌコタン・二風谷工芸館において、このような工芸展を開催させていただけることにもまた、実践的意義があるでしょう。

■烏来・ロカプロジェクトについて

台湾では、ここ数年にわたって大学の地域貢献の可能性を模索する大型の研究事業が展開されており、政治大学をはじめとする主な国立大学が参画しております。烏来・ロカプロジェクトは、この大型研究事業の翼を担うものとして、台湾の先住民族のひとつ、タイヤルの人々が暮らしている烏来地区において、伝統的文化の伝承を確実なものとし更なる発展につなげる方法、伝統的文化を地域経済の活性化につなげる方法等々の確立に貢献するべく、様々な学問分野の研究成果を還元させながら、タイヤルの人々と協働で展開されてきた研究事業で、政治大学政治学系教授の湯京平先生、民族学系副教授の王雅萍先生が中心となって、理論にとどまらず実践を重視しながら推進してこられたものです。北海道大学アイヌ・先住民研究センターは、一昨年度よりこの烏来・ロカプロジェクトに協力させていただいております。
2016年6月5日(日)


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