シンポジウム
2016年7月10日 国際シンポジウムを開催しました
コレクション形成史からみる日露関係史
7月10日(日)に、日露国際研究集会『コレクション形成史からみる日露関係史 –
ロシア科学アカデミー東洋古籍文献研究所所蔵アイヌ・北方関係史料の共同研究-』
を開催しました。
アイヌ研究推進のためには、海外の研究者との対話が不可欠なことも改めて認識されました。
多数様のご来場、ありがとうございました。
以下、シンポジウムお知らせ記事です。
Hokkaido University CAIS International Symposium 2016
日露国際研究集会 コレクション形成史からみる日露関係史 -ロシア科学アカデミー東洋古籍文献研究所(IOM)所蔵アイヌ・北方関係史料の共同研究-
ロシア・サンクトペテルブルクに所在する科学アカデミー東洋古籍文献研究所(IOM)には、多くの近世・近代アイヌ・北方関係資料が所蔵されています。近年、北海道大学アイヌ・先住民研究センターとIOMとの国際的な共同研究により、その価値と魅力が明らかとなりつつあります。
今回はこのうち、日本領時代の樺太旧蔵書や近世の露米会社関係資料、あるいは明治期のグリゴーリエフ蒐集資料に焦点をあて、コレクション形成史の観点から、考えをめぐらせてみたいと思います。
【入場無料・申込不要・日本語での発表です】
- 【主催者挨拶】 蓑島 栄紀(北海道大学アイヌ・先住民研究センター)
- 【プロジェクト代表挨拶】 保谷 徹(東京大学史料編纂所)
- 【研究の経緯】 谷本 晃久(北海道大学文学研究科)
【第一部】樺太旧蔵書のゆくえ
- IOM所蔵の旧樺太庁所蔵日本古典籍のコレクションについて
- マランジャン・カリネ(ロシア科学アカデミー東洋古籍文献研究所)
- IOM所蔵の樺太旧蔵書について―旧樺太文化史研究の視点から―
- 鈴木 仁(北海道大学大学院)
- 北海道における樺太旧蔵書について
- 田村 将人(東京国立博物館)
【第二部】IOM所蔵アイヌ・北方関係史料の
コレクション形成史とその周辺
- 露米会社と日本の北方地域
- 兎内 勇津流(北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター)
- IOM所蔵の露米会社・フヴォストフ旧蔵日本古典籍コレクションについて
- シェプキン・ワシーリー(ロシア科学アカデミー東洋古籍文献研究所)
- 日本におけるフヴォストフ事件関係史料
- 東 俊佑(北海道博物館)
- 在サンクトペテルブルクのA.V.グリゴーリエフ・コレクションについて
- 鈴木 建治(北海道大学国際本部)
- IOM所蔵アイヌ・北方関係史料の魅力
- 佐々木 利和(北海道大学アイヌ・先住民研究センター)
【日時・場所】
- 2016年7月10日(日) 10:00~17:00(開場9:30)
- 北海道大学人文・社会科学総合教育研究棟(W棟)
- 1階 W103教室
- ※駐車場はございません。公共の交通機関をご利用ください。
【主催・お問い合わせ】
- 北海道大学アイヌ・先住民研究センター
- TEL/FAX 011-706-2859
- E-Mail ainu[at]let.hokudai.ac.jp
【共催】
- 東京大学史料編纂所海外S科研(研究代表者:保谷徹)
ロシアⅢユニット(研究分担者:谷本晃久) - 北海道大学文学研究科北方研究教育センター