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センターからのお知らせ - sonko

研究成果に小内 透 教授 編著の書籍情報を掲載しました。

当センター兼務教員の小内 透 教授 編著の書籍が出版されています。

    北欧サーミの復権と現状
    ノルウェー・スウェーデン・フィンランドを対象にして 先住民の社会学1

    先住民族に対する抑圧/権利保護政策をめぐる本格的な実証研究
    ―北欧サーミとアイヌの比較から見えてくるものとは?


    サーミやアイヌなど多くの先住民族は近代化に際して同化や抑圧の対象となったが、特に1980年代以降、その権利保護政策が進められている。ノルウェー、スウェーデン、フィンランドにまたがって居住しているため異なる政策の影響を被るサーミは、どのように国民国家という枠組みに対抗し、活動してきたのか。サーミをめぐる現状と課題を論じる本書は、第2巻のアイヌの記述と併せて読むことでさらに、先住民族の権利をめぐる問題が決して一枚岩ではない、奥深い問題であることが分かるだろう。

    価格

    \3,900+税にて販売中です。下記の連絡先にお問い合わせください。
    東信堂(TEL)03-3818-5521(代) /(FAX)03-3818-5514
    ホームページ 東信堂ウェブサイト
    メールアドレス hupress_1@hup.gr.jp
    住所 東京都文京区向丘1-20-6

    編著者紹介

    小内 透(おない とおる)
    2018年現在
    北海道大学大学院教育学研究院教授
    北海道大学アイヌ・先住民研究センター

     

    現代アイヌの生活と地域住民
    札幌市・むかわ町・新ひだか町・伊達町・白糠町を対象にして 先住民の社会学2

    先住民族に対する抑圧/権利保護政策をめぐる本格的な実証研究2
    ―先住民族とマジョリティの共生をめざして


    北欧サーミが復権運動を通して独自の議会やメディア、教育などの機関・機構を成立させていた(第1巻)一方、アイヌは差別の残存やそれに伴う経済問題など多くの困難を抱えたままでいた。しかし近年はアイヌ文化を称揚する動きの高まりや、和人(アイヌ以外の日本人)との混血などによって、若年アイヌたちの被差別経験は減少している。本書はこうした周辺社会の変化からアイヌ・アイデンティティの世代差や和人地域住民との交流関係を分析し、現代アイヌの生活実態や意識、彼らを取り巻く社会環境を詳述する。第1巻と併読することで、先住民族とマジョリティの共生には何が必要か、その多くの示唆に気づくだろう。

    価格

    \3,900+税にて販売中です。下記の連絡先にお問い合わせください。
    東信堂(TEL)03-3818-5521(代) /(FAX)03-3818-5514
    ホームページ 東信堂ウェブサイト
    メールアドレス hupress_1@hup.gr.jp
    住所 東京都文京区向丘1-20-6

    編著者紹介

    小内 透(おない とおる)
    2018年現在
    北海道大学大学院教育学研究院教授
    北海道大学アイヌ・先住民研究センター

    2018年5月24日(木)

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